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号砲で素早く佐藤友和が発走機を離れると、大外から神山雄一郎が二番手をキープする。これで細切れ戦の決勝戦は前から佐藤―有坂直樹―新田康仁―神山―山崎芳仁―伏見俊昭―紫原政文―小嶋敬二―山口幸二の並びで落ち着いた。
レースが動き出したのは青板周回の2センター。まず八番手の小嶋が上昇を始め、中団の山崎がこの動きに続く。正攻法の佐藤が車を下げず、小嶋は2コーナー手前から誘導員を下ろして先頭に。そこを迷わず山崎が叩くと、残り1周半を告げる鐘が入る。新田が四番手に追い上げると、小嶋はあっさり車を下げ、前受けの佐藤は八番手に置かれてしまう。一度ペースを落としていた山崎が4コーナーから山おろしで加速すると、最終ホームを一本棒で通過。後方からまず仕掛けたのは小嶋だった。車間を詰めた勢いで2コーナー手前からまくって出るが、3コーナーから新田に合わせて出られ不発に。新田が紫原の外まで迫ると、山崎後位で絶好の展開となった伏見が合わせるように踏み込んで04年静岡ダービー以来となる自身三度目のGI制覇。伏見に続いた紫原と、まくった新田で横一線の2着争いは写真判定の結果、紫原に軍配が上がった。
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