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特別競輪
ヤンググランプリ06 12/29
最後の切符は合志正臣がゲット!

 
   
 注目の06年ヤング・グランプリは、佐藤と渡辺とで北日本同士で壮絶な先行バトルが繰り広げられたが、渡辺の番手で脚を溜めた金成が直線鋭く抜け出してVを飾り、昨年の山崎芳仁に続いて福島勢が連覇を果たした。GU初優勝を飾った金成は「北日本勢が6名いたので、その中から誰かが優勝すればいいと思っていたし、緊張感もなくリラックスしてレースに臨めました。去年は山崎君が獲って宮杯でも優勝しましたから、同じように僕もそれに続きたいですね。来年はGTの優勝を目指してグランプリに乗りたい。来年も競輪祭は特選にシードされているし負けられません」。勝利者インタビューでは「どんなモンだーい」と雄叫びを揚げるパフォーマンス。「9人のメンバー中、自分が一番ダッシュ力がないから」と喜びを最大限の表情で示した。

  G前で金成の強襲に屈するも、終始レースを支配して負けて尚強しの印象を植えつけた佐藤は「出切られたら番手で粘るつもりでした。同じ北日本でも別線になった以上はプロとして遠慮はできませんから。結果は別として力は出しれたし、ファンも満足してくれるでしょう」と表情からは無念さは感じられなかった。

  佐藤の番手という絶好のポジションを生かせず、3着に沈んだ菊地は「直線に入って金成さんに締められ一瞬バックを踏んだのが痛かった。最後は内を踏んだけど仕方ないですね」と肩を落とす。

  佐藤を叩き切れずに四角で力尽きた渡辺は「去年と同じ展開でしたね。最終ホームで一旦出切った時に流し過ぎて、また内から救われてしまった。躊躇せずにもっと踏んでいれば良かったですね」。

  永井の一発に賭けた石橋慎は共倒れに終わる。
  「2車だし早めに出ないでゆっくりと構えようと話していました。前を任せた結果だし悔いはありません。先行選手の気持ちは良く分かるから」。

  永井は「本当は前を取って組み立てたかったけどね。渡辺君はダッシュがあるから絶好の展開かと思ったが、やはりベストコンディションではなかったですね」と言葉少なに帰り支度を急いだ。

  90期生から唯一出場を果たした北津留は、終始最後方で見せ場なく終わった。
  「自分で踏む流れがなく仕掛けられなかった。また来年頑張ります」と淡々とした表情で振り返る。

レース経過
 号砲が鳴るとためらわずに佐藤が出て正攻法の位置に付ける。並びは前から佐藤―菊地―明田―渡辺―金成―成田―永井―石橋―北津留ですぐに落ち着いた。
  この後は淡々とした周回が続き、残り二周の赤板周回に入っても動きはなし。更に打鐘を迎えても、各ライン見合った状態で誰も仕掛けようとしない。四角手前からようやく渡辺が発進するが、すかさず佐藤も誘導を外して突っ張る。ここからは佐藤と渡辺のモガき合いで、一瞬外の渡辺が出掛けるも、佐藤も一歩も譲らない。佐藤―菊地―明田と福島勢との雁行状態は最終バックを過ぎても続く。一方、後方待機の永井―石橋―北津留は仕掛けのタイミングをなかなかつかめないまま。三角まで来て、佐藤と渡辺のモガキ合いは佐藤が踏み勝ってようやく決着が付く。このまま先頭で直線に戻って来た佐藤が二の脚を使って、逃げ切りを図る。しかし、四角で内の菊地をキメ気味に押し込み、佐藤後位に切り替えた金成がゴール寸前で佐藤に迫る。結局、佐藤を捕らえて金成が優勝し、2着佐藤、3着は菊地。三角からようやくまくり上げた永井は伸びずに6着に終わる。

ゴール写真 優勝写真


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